その3

それから一度、ホテルに戻り、シャワーを浴びて、おしゃれして、
さあ!夕食はいよいよチャーリーズ!!
カンタスの皆さんが、新聞を切り抜いてまで、教えてくれたお勧めのレストラン。
なんと、$17.50で、食べ放題!


コレがその現物である。

私たちの泊まるホテルを、エスプラネード沿いに、市外とは反対方面に向かったところに
ある、アカシアコートにあるレストラン。

とことこ歩いていった。道が暗いので、実は内心ビクビクしていた。
後ろから、歩いてくる男性が怖くて、仕方がなかった。
でも海沿いなんだから、昼間はきっと、絵ハガキみたいにキレイなんだよ。
小さなコテージ風のホテルなんか、ほんとにロマンチックだった。
窓を開け放していて、病院すら、なんだか開放的だったよ。
ビクビクしながらも、「見逃すもんか」と、目をこらして、窓の中を見つめたりしてしまう
私って・・・・日本人。てか、ストーカー???

 
タイかどこかの、コールガールみたいな私だ・・・・

そうこうしてるうちに、チャーリーズに到着。そしたらなんと!!
ズラリと人が並んでいる!
私は「要予約なのか?」と思った。
ノートに名前らしきのが、書いていて、それを線で消してるんで「えっっ?」と思うわ
by Y

「アアーエーワタシヨヤクシテマセーーン」と、レジの姉ちゃんに言った。
そうすると、姉ちゃんはパッと笑って、
「ダイジョウブネー!ハイ、ヒトリ$17.50ハラッテクダサーイ」
と、いうようなことを言った。

ホッとして、席につくと、オープンエア。火がついている、背の高い、なんていうのかなーアレ?
・・・・アレがずらりと並んでいて、上にはプロペラがゆっくりと、まわっている。
リゾートムード演出しまくり。とても、ロマンチック。日本人はいない。

そして、料理を取りに行くと、まあ、盛りだくさん!おいしそう!
生ガキや、エビや、バグ、くだもの、ケーキ、チキン、ビーフ、アイスクリーム、サラダもいろいろ
やきそば、チャーハン、ラザニア・・・・その他モロモロが・・・・・とても全種類は食べきれない。
レモンをたーっぷり絞って、生ガキをペロリと食べると、ううううーーーんシアワセ )^o^(




ワインはウエイトレスおすすめの、ドライな白ワイン「チャーリーズエスプラネード」
さっぱりした白が、カキによく似合う。
オリジナルワインなのね。なんといつもは$13だけど、本日はサービスで$10で!



ワタシたちは、食べ狂った。たちまちカキの殻の山ができた。
ワタシはバグが気に入ったので、
「コノエビノナマエ、ナンツーノー?」と、ウエイターに聞いたら、彼は
「ええーーーっと、あのーーーう・・・その・・」と、困り果てていた。
彼は名前を知らなかった。

バグは、後で知ったけど、たぶん、和名「ウチワエビ」
たらばガニと、イセエビの中間みたいな味。味噌までおいしくて、身がぎっしり。
ワタシは、気に入って、いっぱい食べちゃった。でもルックスが悪いエビだなあ。
Yは、カキの殻の、山を作り続けた。
ラザニアも、チキンも美味しかったーーー!!食後のメロンもね。

食べ狂っている私たちに、ニコニコよって来る奴がいる。ふと、見上げるとケアンズの空港に向
かえに来てくれた、サンダーバードの兄ちゃんじゃないかー。デートなのだそうだ。
やるぢゃん。兄ちゃんよ。・・・・・ふっ・・・・
そういえば、隣のカップル、キメキメの二人は「特別な夜に・・・」とかいって、
カンパイしてたよ。ラブラブなムード。

それを尻目に、ワタシはYが、「はい!YURI!YURIの好きなメロンがあったよーーう」
と、持って来てくれたメロンを手づかみで、ガブリとやっていた。
二人はきっと、「ゲッ!ヤバンジーン!」と、思っていたコトであろう。
いいのッ!ワタシは手づかみで食べたかったのッ!ワタシのこと、見てないで
あんたら、いちゃついていなさいよ。「特別な夜」なんでしょー?

そして、食べ終わるとまたYが、「YURI−−−!今度はスイカだよーー!」
・・・・また、手で持ってガブリ。
「ゲー!ヤバンジン、アゲーン!」
(いいーの!手で食べたいの!)

「YURI−−−!おかわり持って来たよーーー」
・・・・・手で持ってガブリ。・・・・・・(以下同文)

いっぱいスポーツした1日だったから、よく冷えていて、美味しかった。
よく、 Yは、ワタシがメロンを好きだと言ったのを、覚えていたなあ・・。
メロン、普段買わないから、今のうちにいっぱい食べておこうと思って・・
Yは、同じコトを考えてカキを山ほど、食べていたんだって。
・・・・ワタシたちって、小市民・・・・・



ワインの酔いも手伝って、いい気分で、帰り道、トコトコ歩いてたの。
足元に小さなカエルが、ぴょん!
「Y−−−−!カエルだあーー \(^o^)/」

おして発見できるのさー!そんな小さなカエルーーー!」

そほいへば、以前、道端の子スズメを見つけた時にも、同じこと、言われたような・・・
なんて思っていたら、クラクション
(Yは、ナンパかと思って、無視してたらしい)
サンダーバードの兄ちゃんじゃないかー。かわいいGFがいるのに、私たちを送ってくれようと
したのだった。
このGFが、ショーゲキの事実を告げたヒトである。

パラマッタパークって、公園じゃないようー?住宅地だよ?
私そこに住んでるもん」

サンダーバードの兄ちゃんは、
「えー??カジノ行こうとしてたの???遠いよお??こっから歩いたらすごーく!」

・・・・ああ・・・私たちって・・・。
知らぬがホトケというのか、なんというのか・・・
そして、車はケアンズの街を走り、リーフホテル&カジノについたのだった。



ここは、新しく出来たホテル。でも、かけかたが、良くわからなくて、何にもできなかった。
スロットルマシーンを。ほんの少しだけして、気分だけ味わってホテルを出た。
そのマシーンは、オオカミが描かれていたから、気に入っただけ。
日本の車が、ごたいそうに、飾られていたよー!

ホテルを出てブラブラしていたら、酒屋を発見して、ビールを買ったの。
日本人男性5人がいて、一緒に飲もうと言われた。
どこにでもそういう人っているんだなあーと思いながら、ナイトマーケットへ。

他にもいろいろ、服とか、置物とか、アボリジニ(オーストラリアの先住民族)のブーメランや
楽器(ディジュリドゥといって、長い木の筒のような楽器。北海道の先住民族、アイヌの楽器
ムックリに良く似た低い音色)
私も、Yも、Tシャツを買った。

私は実は、ここへ来てから、何度か、何か生き物らしきものが、排水溝にすっと入るのを見た。
ここで、それを見て、確認できた。ゴキブリである!しかも大きい!
北海道にはほとんどいないので、もう、もう、私たちはびっくり!
5センチくらいは余裕であるのだった。
歩道にもいて、私たちが驚いて見つめていると、若くてかわいいオネエチャンが
これ見よがしに、ビーサンの足で、ゆーーーーーーっくりとぐしゃり。
ひえええー!踏み潰したああああ!!
彼女たちは、笑って去って行きました。

そして、夜の海岸通をトコトコ歩いてホテルへ。
ところで、この海岸通、BBQ用のかまどが、すえてあるし、水道もある。
自由に使っていいのだそう。今度行ったら、やってみたいな。
スーパーマーケットで、チャコールブリックスとか、肉やソーセージを買って
ビールも買って。だってどれも、すごく安いんだもん。きっと、楽しいと思う。
日本みたいに、ダサダサに、「キャンプ場でございます!」と、いわんばかりでなく
そこにあるのが、当たり前のように、風景に溶け込む、かまどや水道。
理想的だなあ。
なんて思いながら、ビールで乾杯して、眠りについた私たちなのでした。



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