その4
2日目

 まるで、遠足のように、きちんと用意されたものを持って、いよいよ、今日はグレートバリアリ
ーフへ。やっぱりトルちゃんのロビーから。



もうトルちゃんのロビーのほうが、泊まっているマトソンのロビーより、なじみが深いよ。
大きなバスに乗って、港に。チケットを並んで受け取って、船に乗ったら、まあ
忙しいこと!!
ダイビングの手続きやら、なんやら、かんやら。
でも、空は、なんとなくくもり空。雨がパラつきそうな・・・・



ログブックとCカードを持って、手続きに。
ずいぶん潜ってないと言ったら、ううーーーん・・・と、言われたけどOKだったよ。



まずはグリーンアイランドへ。島が近くなるにつれて、空も明るくなって、良かった。
島は、写真で見たとおりのイメージ。
けれど、体験ダイブの説明のために、Yは、島におりるのが、遅れそう。
私一人、先に島におりて、すぐ海に入った。
ばしゃばしゃ、泳いでいたら、目立っちゃったよ。
桟橋の上から、たくさん人が見ている。
大きなカマスの群れがいて、びっくりしちゃった。
あー怖かった。振り向いたら突然いて、みんなこっち見てるんだもん!
ちょっと風が強い。

Yとはぐれたら困るから、・・・・と思い、海から上がってぼーーっとしてると
びしょぬれの私を見て、みんな「あー海に入ったんだー」などと言っている。
各国の言葉で。

そして、桟橋の上で、Yと、感動の再会を果たし、お互いに目に涙を浮かべて
喜びにしばし浸った・・なんてことはなく、Yと私はサンドイッチを買って
ゆっくり食べた。朝から何も食べてなかった。
サンドイッチはいまいち。なのに、$5高い。
ふっ・・・・足元見てるわね?島だから。
メジロがたくさん寄ってきてかわいーーー☆
なんとYの手のひらに、乗ったんだよーーーー。
スズメたちもいたんだけど、どーもスズメはずうずうしい。のんびりした、小さな島。
少し離れた席にいる、日本人の若者も、私たちが、メジロにエサをあげるのを見て、
ニコニコしてる。
こういうところって、人の心をなごやかにするのかもねえー(^-^)


写真がみずらいけど、灰皿のあたりにメジロがいます。

そして、白砂のビーチへ。泳ぐと熱帯魚がいるーーー。サンゴは×。ガレ場だ。
クッキーをばらまくと、魚が寄ってくるんだけど、Yが怖がっておかしいーーー
私の「大丈夫。大丈夫」も、きかなかった。
たしかにすごいスピードだし、ガツガツしているから。
そうして、遊んでいるうちに、もう集合時間。



私は「潜るんです」で、写真を撮りまくっていたが、Yの
「YURI−−−−!時間だよーーーう!」の掛け声で、ハッと気がついて
「わかったーーーーー!!」
と、言うやいなや、ドタバタと身支度して、船に戻った。



このグレートアドベンチャーという船は、とても早いのだよ。
広々として、とても快適でR。

いよいよノーマンリーフへ。ここのサンゴはすごい。ぴきぴきと元気。
いいなあ、早く潜りたいなーと思いつつ、到着。

わああああ\(^o^)/
ビューティフルー!!
私はどっと服を脱ぎ捨てて、海へ。ああ。ああ。ああ。
グレートバリアリーフに来たのねーそうなのねーーー嬉しいわーーーー
もう、もう、すごくキレイ!
あまりのいさぎよい入り方に、まわりの人々もしばし、ボーゼン。

一度上がって、ライフジャケットを借りて、今度はYを連れて海へ。
Yの腕を引いて・・・・というか、かついで、
「大丈夫!絶対に殺さないから」・・・と言って、連れ込んだ。
・・・が、しかし、そんなコトを言わなくても、Yは充分その気だった。
途中で、手を放して、一人で泳いでいた。

二人で見て回った海は、本当にキレイだったよーーー(o^o^o)
キレイなサカナがいると、指さして。



そして、昼ゴハンなんだけど、ダイビングのために、あんまり食べる時間がないのだった。
いそいでバクバク詰め込んだ。バイキングだったけど、たくさん食べているヒマはなかった。
それよか、足の下が気になって仕方ない。
ポンツーンの床は、隙間があるので、そこから、大きな魚がうようよいるのが、わかるの。
うようようようようよいるよいるよ。
その後トライしてみたけど、ポンツーンの下は行けないようになっている。

それからダイビングをした。キレイな海を台無しにしてはいけないから、
ぶらさがっているオクトも計器も、手に持って。フィンの動きも気をつけて。
しかも、サカナたちにふれまいと、よけて通る私。
そ・・・そこまですることはなかった。
私は小市民。


ビデオに愛嬌をふりまく私

ちょっと怒ったのが、この日私はビデオ撮影をお願いしていたんだけど
ファンダイブなのに、体験ダイブの新婚と一緒にされていたの!!
つまり、ビデオ撮る人だけ、まとめられてたの!!(▼▼メ)

スキルが違いすぎるでしょう?ダイバーと体験ダイバーでは!
しかも、ビデオは彼らばかり写ってて、すごくハラが立った!
すごく狭い範囲でしか動けなくて、なんだかすごくソンした!
ビデオ受け取る時、思い切りクレームつけた。コレ、関係者が見ていたら
そこんとこ、改めてください!改められないなら、事前に説明すべきでは???
説明されていたら、ビデオはいらなかったのに。まともなダイビングがしたかった。
グレートアドベンチャーは、少しもグレートじゃなかった。
それに、アドベンチャーでもなかった。


その後、Yの体験ダイブを写真に取ろうと、ズブ濡れのまま、走った走った!!
カメラを取りに!!そして、なんとかエントリーには間に合ったものの、カメラを向けた
Yの顔が、どよーーーーん。
ああ・・・・Yが、怖がっている・・・・黙って怖がっている・・・・
しかし、タンクしょってないから、一緒に行ってはやれないのだよ。




そのかわり、上から見守ってあげるね!・・・・とばかりにまた走った走った!!
今度は「潜るんです」を取りに!!
そして、おそらくこの辺からでてくるだろうトコロで、カメラを持って、水面で待った。
まてど、くらせど、来ない。
その間、チラホラと、まわりのサンゴなど、眺め、お魚とたわむれつつ・・・

あ、来た来た。膝をついて、何かやっている。
私は水面にいるのよ!気がついてほしくて、ジタバタ。イルカのなきまねしてみたり
(音は伝わりやすい)
・・・・・・・しかし、気がついてくれたのは、Yの隣のブロンドちゃんだけだ。
彼女に、上から、身振り手振りで、「隣の人にこっち見ろと、伝えて」

水深は7mくらいなので、潜っていけば早いのだけど、「潜るんです」は
3Mしか、耐圧がないらしいので・・・・これ持ってるとムリ。

やっと、Yに伝わった!!Yを写真に収めることができた!!
こんなに苦労したのに、Yは、「へえーこんなサービスもあるのかあ」と、思っていたらしい。
とほほ・・・

しばらくYたちをカメラに収めた後、また私は海を自由に泳ぎまわった。
本当に幸せだった。ダイビングは、神様の作った、もうひとつの世界を知るスポーツだね。
私のスキルが未熟なために、スキンダイブでは、サカナを上から見る。
でも、タンクがあれば、サカナの目線に降りていける。
目線に降りたら、魚は急にやさしくなるカンジ。


潜るんですで撮影。サンゴが元気でしょう?



しかし、キミはどーしてそんな色に生まれてしまったのじゃあー?
(100円ライターみたい)
と、問いかけたくなるような、魚がいて、笑ってしまった。上半身イエローで下半身パープル。

後記☆ す・・・すみません!!無知って恥ですね・・・(^_^;
これはオーストラリアでは有名なロイヤルグランマじゃないの。
でも、これも私の歴史なので、隠さず、書きましょう。


初めて海で見たヨゴレフグ。サンピアザ水族館にいる。やっぱり醜いフグだった。
同じフグでも、グリーンアイランドで見た、黄色いハコフグはあんなに可愛かったのに
(後記☆ ヨゴレフグは現在改名されています)

ハコフグは、泳ぐのがちょー遅い。
「いや・・・・やめて・・・・来ないでーー・・・・」・・・・・・小さなヒレを懸命に動かしてる。
・・・・・・それでも、遅すぎる(^_^;

魚たちは、いつまで見ていても飽きなかったよーー楽しかった。
でもハッ!と気がつくと、Yが上がってくる時間だ!
私は海から上がり、またずぶぬれのまま、走った!カメラを取りに!
そうしたら、日本人のおじさんに「ダイビングしたのかい?」
「ええ!すごくキレイだから、海、少しでも入ったほうがいいですよ!
もったいないから!」私はそれだけ言うと、またポンツーンを走った!
つまり、いつも走り回っていたのだった。
ああ・・・・でも、間に合わなかった。けど、あがってきた直後のショットを撮れた。
Yは、ヨレヨレになっていた・・・・・


ご満悦な私。美しかったころのフィンが。

と、いう風に、Yが潜っていた時は、走り回った私でしたが、私が潜っていた時は
Yは何をしていたのか・・・・Yは、エントリー前の私をカメラに収めたあとで、また、ゴハンを
食べていたそうです。・・・が、外国人男性に囲まれていたため、どーもオーラを張って
食べていたよう。「話しかけるなよー」と。
そして、なんと一人で海へ!これは素晴らしい!あまり遠くへは、行かなかったそう。

このポンツーンには、水中を見られるガラス張りのところがあるのだが、私たちは
それどころではなかった。だって、潜ったほうが、いいもん。
お茶や、お菓子のサービスを受けながら、船は港に戻った。港には、各ホテル行きのバスが待
っている。



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