その2
1月29日AM5:45
やっぱり早く起きちゃったようう。さっきからずっと、にわとりがコケコッコーと鳴いている。
きのうはあれからウラの空き地の変態くんは、こなかった。おじさんは定期的に見回ってくれた
ようだし、安心だった。そんなことより、下のスーパーに走っていって、買ってきたビールをごく
ごく飲んで寝てしまった。
Iちゃんはシャワーを浴びたが、ほとんど水だったそうで、フロントに電話したら、「明日ね♪」っ
て言われた・・・・悲しい・・・・ま、パラオだもんなあ。
お、6時過ぎた。夜が白々と明けてきた。Iちゃんはまだ夢の中。
今、私はなおちゃんが焼いてくれたパウンドケーキを食べているんまんま
シナモンの香りが日本のケーキじゃないみたいで。・・・・あ・・・こう明るくなられるともう、外に出
たくてうずうずしちゃうよーお散歩に行こうっと。
だってパラオのお散歩は本当に気持ちいいのよ。
どこを歩いても、植物も、鳥も、犬も公園のよう。そして、海に出る。
そうしたら、マングローブの森があって、そこには魚や、鳥たちが待っている。
1月29日PM4:00
ダイビングから帰って、今ベランダでビール飲んでいます。
朝はあれから、お散歩に行って、ずーっと海のほうまで歩いた。犬が多くて、花がきれいでいい
道だと思う。にわとりも多い。誰かが飼っているのか、ノラなのか、たくさんいる。すっごくかわい
い。おしりがまんまるで。
お母さんニワトリが、土を足でケリケリすると、同じようにマネして、小さなヒヨコたちもケリケリ。
ケリケリして、ケサを探しているのです。
民家が続く道なので、ゆったりとお散歩できた。裕福ようなおうちと、あばら家。
パラオの学生さんはきちんと道ゆく人に挨拶する。それが嬉しい。パラオは物売りもいないし、
人々は日本人にやさしい。愛想はないけれども、とっついてしまうととことん親切。
日本が何十年か前に建てた「パラオ生物研究センター跡地」を見つけた。おじいさんが、屋根
があるだけの木の台で、毛布をかぶって寝ていた。犬と一緒に。・・・・平和。
海に出てみると、マングローブに住む鷺に似た鳥が美しかった。海にはテッポウウオの
皆さんが、いらっしゃいました。
ダイビングは1本目バージンブルーホール2本目ニュービッグドロップオフ
ダイビングから帰ってくると、みんな大忙し。機材を洗って片付けて・・・
ダイビングから帰って、部屋でビールを飲んで・・・そうだ、シャワーのお湯が出なかったの!そ
れで、別の部屋のお風呂を借りたのだった。
Iちゃんは寝ていると言ったので、私はトコトコ歩いて出かけた。パラオは暑い!
夕方か朝じゃないと歩くのはきついかもー・・・パラオショップでTシャツを2枚プリントしてもらっ
た。パラオはサイズがでかいから、ジュニアサイズにプリントしてもらった。パラワンの女性は
私が喜ぶので、とっても嬉しそうにプリントしてくれた。
次は「ハンパマート」韓国人経営のスーパーマーケットだ。今回の狙いはコチュジャン。
しかし・・・でかすぎる!!
ただ・・嬉しそうに紹介してくれた、イケメンの韓国兄ちゃんの真剣なまなざしが・・・買わないの
も申し訳なくて・・・「じゃ、いただくわ」と言った時の彼の笑顔は・・・・ヨン様とか言ってるヒトには
もっとたまらんかっただろうなーーー
それから大好きなクマガイベーカリーに行って、でかい肉まんと、チェリーパイと
ブルーベリーパイを買った。この肉まん、ぜひおためしあれ!すっごくおいしいの!タレをつけ
ていただくんだけど、もうシアワセ!ゆでたまごとか、入っているよ!
肉もごーろごーろ入っている。チキンとポークがあります。これは次の朝食べてもんまかった♪
チェリーパイも、ブルーベリーもいまいち。でも久しぶりに食べるアメリカナイズされたチエリー
パイはちょっと中途ハンパだけど、満足した。日本ではこういうの、買ってまで食べないのにね
え。試してみたい人なのね。ワタシ。
パラオには、食の楽しみがたくさんある。
ローカルからインターナショナルまで。もちろん、おいしい日本食もある。
WCTCではおみやげ用のチョコレートやドライフルーツを買った。クーポンで割引あり。ドライフ
ルーツはおすすめできません。あまりお味のほうがよろしくないの・・・・、
パン売り場に売っている、ココナツ入りのクッキーが美味しい!おすすめ。
それと、バナナブレッド。絶品!大好き。
んで、WCTCの前で待ち合わせして、皆さんとインド料理「Taji]へ。
陽子さんが選んでくれた10個くらいのカレーをみんなで食べる。どれも美味しいけど、ナンが
一番美味しかったような。ひとつだけ、辛くてどうしても食べられないのがあった。
タンドリーチキンは大きな串に刺して持ってきてくれる。ちょっとゴージャス。
ここで、陽子さんいきなり私をほめちぎる。
「あらためて見ると本当にキレイなのよねー女優さんみたいに。おおー!って感じなのよね
ー」・・・・私はテレた。
「そんなこと、言われたことないから・・・」
「・・・・・・でも、しゃべるからねー。」
・・・そのオチかい!?(-_-#)
持ち上げるだけ持ち上げて、崖から突き落とす!!
・・・・ううーん、確かにおしゃべりなんだよねえ。でもね、それってけっこう周りに気を使ってしゃ
べって、盛り上げようと、ひたすら努力してることもあるのよ。それがうざったいヒトもいるのでし
ょう。ごめんなさい。ちょっぴり反省もしたのでした。
ここで、今回のメンバーを発表します。
Kさん=大阪でダイビングショップを経営されている方、とても紳士で、面倒見がよく、帰国して
からも、フィンの相談をしたりと、大変お世話になりました。
そして、そのショップのお客様の年配の男性と、若い女性ガイドの方
Sさん=若いころサイパンでガイドをしていた、私と同じ札幌の女性。いつも無口だけど、海の
中では面倒をみてくれる頼もしい存在。カッコいい!
sさん=その友達もSさんだー。彼女も基本的に、まったりした女性。やはり札幌なので、今だ
に時々この3人は会っておしゃべりする。京都のIちゃんは、「仕事が終わったらおいでよー今
つぼ八」とかメールをもらって、あきれ果てている。
どうでしょうか?このメンバー・・・・プロがお客さんの中に3人もいるって、レベルが・・・その・・・
つまり半分はプロっていう・・・・・8人で潜って、4人プロ。
私だけが、やっぱりへなちょこダイバーなのでした。Sさんは、さすが、元ガイドだけあって、見
てないようで、見てくれているんですね。私がもちょもちょやってると、すかざす飛んできて
無言で面倒見てくれて、無言で去って行きます。
水中は無言なのは当たり前なんだけど、船の上でも無言で面倒見てくれます。
水中でも、彼女は私のマスクのストラップが外れたりしていると、さーっと寄ってきて
それを教えると
さーっと去って行きます。ううーむ。おそるべし。
船ではぼそっといきなり「ウエイト重過ぎる」と指摘してくれたりします。
「あ、そっか。なーんか違和感あったんだーそうかあー」と、その時点で気がつくワタシって・・・・
しかしたった500gの違いによく気がつくものだと思った。
肝心のSさんが、おかしなポーズになってるけど、Sさんのまねっこポーズ!
私のフインがあまりにも古いので、陽子さんが、自分のを貸してくれたの。
はじめて、こんなに長いフィンをはいたよーー。ありがとう陽子さん。
陽子さんは、ストラップ式のフィンを、なんと素足で!!(中にビーサン)
「足、大丈夫?」とたずねると、「ん?プロだから」と、余裕。
プロも足が痛いはずなのに、我慢してくれたのね?
しかしこの札幌組のSさんたちは、テンションが低いのだ。私の連れの Iちゃんもテンション低
いしなあ・・・やっぱり回数重ねると、そうなっちゃうのかなあ?
ちなみに、札幌二人連れSさん’sは、いつも寒いらしい。二人とも、寒いを連呼している。
そう、気温が30度あっても、水温が27度あっても、潜ったあとは寒いのです。
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