12月11日

6時に起きる。やっぱりコケコッコーで起きる、いつも目覚ましをかけているのに、それよりも先
に起きてしまう。きのう置いた$1のチップがきいていたのか、部屋にはちゃんとカメラを浸けら
れるような大型のたらいと、薄い布じゃなくて、厚いカバーがかけられていた。本当は安いホテ
ルだから、チップもそれなりでいいかと思ったけれど、セキュリティやサービスに問題が出ると
嫌なので、きちんとした。やっておくもんだなあ



・・・ってやっぱりお散歩。今日は港方面に行ってみることにする。とことこ歩く。
実はこの方面には、まだ私が行ったことがないスーパーが2軒あるのだ。でもまださすがに開
いていない。今回はどこも、時期だけにクリスマスの飾りつけがしてあって、夜になるとそれが
とてもキレイ。

ふと、1台の車が止まる。「どこに行くの?」年配のおぢさんだ。ローカルの人。
「海を見に行くの」というと、「じゃあ、乗りなさい。今そこにあるフィッシュマーケットに行くから」
ちょっと迷ったけれど、このおぢさんは悪い人じゃなさそうだったので、「ありがとう」と乗り込む
お互いに自己紹介などして、海に着く。


海をぼーっと眺めていると、水面で魚が跳ねている。ローカルの若者がやってきて、「魚を見て
いるの?」「そうなの」「ほら、見てごらん?朝ごはんを食べてるから、忙しいんだね」お?
あれはグルクマじゃないだろか?恐ろしく大きな口をばかばか開けて、無心に食べる群れ。残
念ながら、種類までは見分けられない。ブダイやサヨリもいるようだ。
サヨリかダツ。跳ねる跳ねる!

港では釣りをしている人もいる。体が恐ろしく傷だらけの犬も。パラオでは犬は自由だけれど、
そのぶん、テリトリーは厳しいはずなので、弱いコはこうなってしまうのかもしれない。
足が折れたままのコもいる。交通事故だろう。パラオには獣医はないの。可愛そうに。ひどく痛
むだろうに・・・・固定してあげても、外すだろう。

さて、帰ろうと歩いていると、またさっきの車のおぢさんが。「送ってあげよう。どこまでがいい?
それとも時間があったら、コーヒーを飲みに行く?ご飯は食べたの?」私はこれから潜りに行く
ので、もう時間がないと断ると、「それじゃ、送ってあげよう。ダイバーなんだったら、ボクは船を
持っている。仕事でカヤンゲルによく行くけど、いいところだよ、いつまでいるの?連れていって
あげるよ。」と、連絡先を教えてくれた。彼の名は「タダオさん」それからこの旅行の間
タダオとカヤンゲルとうのが、合言葉のようになってしまった。
ローカルはカヤンゲルを略してカヤンと言うらしい。小さいけど、きれいな島だって。いつか行っ
てみたいなあ。



さてさてダイビング。本日の1本目はビッグドロップドロップオフの壁沿いに行くので、なんだか
飛んでいるように思えるところ。でも、水面なんかも良く見なくちゃ、時々大物がいるので、油断
できない。壁にはマクロな皆さんもいるし、見所がなかなかあるポイント。
もちろん、安全停止では遊んだ。「水中でいかにリアルに自転車をこぐふりができるか」これ、
フィンつけていると、難しいのよねえ。陽子さんはさすが!いきなりフィンをはずした!Tちゃん
も、少しのためらいもなく外す!私は買ったばかりの、ワープが簡単には外れない。どうしてか
というと、ワープ専用のブーツをはいていないから。

   


天国のように美しいビーチ。場所は秘密。
どうしても行きたい人は、陽子さんに聞いてください。
絶景!!どこよりもキレイ!!時間が止まっている。

ちなみに、ココが、2回目のパラオで、ひとりぼっちの私が、水着を脱いだトコロ。

2本目はブルーコーナーギンガメアジの大きな群れが恐ろしいほどにキレイ!ばかでかバラク
ーダの皆さんも、お出迎え。この人たちは、どうも人相が悪いと思う。ナポレオン君も定番だけ
ど、きちんと来てくれた。そしてやはり安全停止では、お約束の「クレイジージャパニーズ」をし
た。陽子さんと私とTちゃんのラインダンス!・・・本来こういうショップじゃないんだけどなあ。ご
めんね。巻き込んで。

  




3本目はジャーマンチャネルマンタははずれ。でも陽子さんが、犬の鼻をつけた、記念すべき
ダイブ(?)である!マンタははずれたけど、大好きなハコフグの幼魚がいて、嬉しかった!



チンアナゴの皆さんは、いつも自信がない・・・・うなだれている・・・もろびとこぞりて「すみませ
ん状態」である。なにがそんなに悲しいのだ?写真を撮ろうとすると、引っ込んでしまうほどに、
自分に自信がないようだ。がんばれ!ガーデンイールの皆さん!




もちろん、安全停止では遊んだ。今度はカラの缶をもっていって、コップにつぎ、カンパイであ
る。この、ばかばかしい遊びをいかにリアルにこなすか!?
それが素晴らしいダイバーになれるかどうかの分かれ道なのだと学んだ。
(ちなみにここでのポイントはつがれるとき、かたじけない!というリアクションを多少オーバー
気味にすることだと思う)・・・・・・てか、そこまで考えるな>私


この日、なぜかTちゃんのハウジングが曇った。船の上で、一度開けて、中をよく拭いて、よく
乾かした。「うちわがあったら、あおぎたいよね?」と言ったら
「ウミウチワだったら、いっぱい
あるんだけど」
・・・・・私の中で、陽子さんの人間像が、ガラガラと音を立てて、崩壊していくのを感じた。
ふ・・・おちゃめさん♪





そんな私たちですが、この日は3人でご飯を食べに行った。インド料理「Taji」でちゅ。
先に行った私は二人を待っていた。ロバートという店員さんはやさしく水を出してくれて、世間話
をした。
私が「ここの料理はほんとのインド料理だと思う?」と聞くとロバートは「いやパラオ
インディアン・・・ふふ」・・・ロバート・・・ふふ・・じゃなくて・・・えと。
その後も立ち寄った友達に、「今、彼女に聞かれて、はっきりNOって言っちゃったんだー♪わ
っはっはー」・・・・て・・・店員さん、いいの?



でも、ここは評判がいいのです。
陽子さんとTちゃんが来て、3人でがしがし食べて、・・・この3人って食べる人ばっかりなんだよ
ねえー。
帰り道、インターネットカフェのチーズケーキを買って(もう定番!すっごくおいしい!マカデミア
パイも食べた!これもんまんま。)WCTCで、紹興酒を買ってホテルに帰った。
紹興酒のおつまみは屋台のBBQ・・・・・まさか、この串焼きのBBQがあとで、疑惑を呼ぶとは
知る由もなく、私はホテルの部屋で、陽子さんに借りた「今日の猫村さん」を読みながら、串焼
きを食べ、紹興酒を飲んで、眠りについたのでした。

ちなみにこの「今日の猫村さん」ですが、おすすめです。帰ってきてさっそく買いました。


「ココナツ」です。ココナツって、「サルの顔」っていう意味なんだって。このココナツの内側の白
いところは、実が若いと、プルプルして、お醤油で食べるとおいしい。もっと古い実は、ぽりぽり
していて、ビールのおつまみなんかにいいと思う。若い実はスーパーで買うか、誰かに取っても
らうといいです。パラオの島には、ココナツが落ちているので、食べたい時は、スタッフに聞い
てみましょう。(忙しくない時に、ね?)


トップへ
トップへ
戻る
戻る



inserted by FC2 system