その5



そして、私たちは、夜のバンコクについたのです。
バンコクはゴチャゴチャした街。決してキレイとは言えない。車もバイクも多くてビュンビュン。
ちょっと怖い。ここで運転できる勇気は、全然ないわーーー


ホテルはタワナ・ラマダすごくキレイだよーん。
Hな旅のおじさんたちも、いっぱいいる。
スケベオンナを紹介するサービスもいっぱいある。「エスコートサービス」と名前はカッコいいけ
れど。

どうして、日本のおじさんて、あんなにカッコ悪いんだろう??
ゴルフシャツに、グレーのスラックス。
海外の有名ホテルでも、定山渓温泉でも、同じスタイル。
大声で話して、群れていて、我が物顔。

外に出て、食事を・・と、思ったのだけど、私はMにお願いした。
「カメラ持っていくの、やめよう?それと、ネックレスもピアスも、全部外して??
お金は分散して、靴下や、ポケットや、いろんなところに分けよう」
それくらい、バンコクは危ない感じがして・・・私はそんなに臆病ではないけれど
海外では充分すぎるほど、注意するようにしたほうがいいように思って・・・・

トコトコホテルを出て行くと、バンコクの夜は騒がしい。
路上に屋台がたくさんあって、いろんな食べ物を売っている。
路上にテーブルを置いてあって、立派に商売になっているの。
バンコクの人は、デートのカップルも、キレイなお姉さんも、そこで、普通に食べている。

チキンのからあげ、チキンの足、イナゴのからあげ(びっくりした!)それも山盛り!!
いろんな炒めもの、串焼き、肉ダンゴ、果物、するめ・・・・etc
Mは、このするめを買おうと言い出した。
「ちょ・・・ちょっとまって。実は出発する1週間前、大きなホテルのレストランでコレラが
出てるの。バンコクで。日本人12人がね、大変な旅行になっちゃったらしいの。」

言い訳のようだけど、私は神経質じゃないほうだと思う。むしろその逆でR。
だけど、今回はコレラ発生から1週間!どうみても、ヤバイ!

普通の私だったら、その屋台の麺類、食べてみたかったけど・・
肉ダンゴとか、野菜とかいろいろトッピングできて、しかも安い!!
すっごく美味しそう。でも、ダメ。今回はだめ。

うさんくさいムードがバリバリ。
売春婦のすごいお化粧のおねーちゃんが、いっぱい並んでいる。
・・・どうみても、12歳くらいの子もいる・・・どうして?
客引きなのか??
なーんにも考えないMは、はしゃいでいるけど、私は怖かった。
なにか、とてつもなく怖かった。
せめて男の人と一緒だったら良かったんだけど・・・
でも、ガイドの男性は、モロ、ナンパ野郎だったし、そういうのはゴメン。


その後大きなデパートで、天下のファーストフード、ハンバーガーを買って、
天下のコンビニエンス、7イレブンで、ビールとつまみを買って。
デパートって、どこも同じなんだねえ。

面白かったのは、日本では肉まんが、入っているケースに、いろんなちまきが入っていたの。
値段は忘れたけど、Mとおおはしゃぎで、あれこれ買って食べた。
どれも、いろーんな具が入って、安くて美味しかった!!
エビや、鶏肉や、木の実・・・ううーんまた食べたい♪

途中、ランブータンを買った。

果物を売るおばさんは、親切だった。食べさせてくれて、にっこり笑って
「おいしい?」って。売りつけるギスギス感が、なかった。

1Kg30バーツは安いのかな??日本の感覚だとすごく安いけど、初めて見る果物。
毛がもじゃもじゃはえている、赤い実
ライチくらいの大きさで、ナイフで割ると、つるーーんと、それこそライチのような白い実がでてく
る。ライチよりもずっとおいしくて、あまーーーい!!

これが生命体だったら、すっごく怖いけど。
もじゃもじゃ生えている毛が、うにうに、動いたりしたら、怖い・・・・
冒険したがるMを必死で抑えて、私たちはホテルで、晩餐なのでした。
ごめんね、M。でも、私はほんとに怖かったの・・・・

後記☆ 今でもバンコクは怖いイメージがあります。それよりも、英語がまったくできないM。
ノーテンキなMを、カタコトの英語しかできない私は、必死でなんとかしようと思っていたのか
も。冒険させてあげられなくて、ごめんね、M。
カメラも持ってでなかったから、画像はないです。



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