VOL3 ダイビングことはじめ

私がCカードを取得したのは、1987年でした。(古いですねー)

海水浴に行って、兄の友人(ダイバー)から、マスクとフィンを借りて、海の中を眺めて
遊んでいたんです。
足ヒレがあれば、すごく良く進むし、ウエットスーツはぶかぶかだけど
あったかくて、なんて便利なものだろうと思った。

磯は、面白かった。ウマヅラハギや、ウミタナゴを眺めて、海草の中にいる小さな長い魚や
カニ、いろんなモノを眺めて、飽きなかった。
素手だったので、帰ったとき、良く見ると何かに刺されて、小さな水ぶくれが
いっぱい手にありました。かゆかった〜〜〜〜(-_-;)

いつまでたっても、海から上がらない私に、「そういう人こそ、ダイビングをやればいいんだ」
「お前には、絶対向いてる」と、薦めてくれたのです。

そんなわけで、連れていかれた札幌市内の某ダイブショップ。
私は実に講習もスムーズでした。
ただ、今のようにラクに認定はしてくれませんでした。料金も高かった。

何もつけずに25M泳げないとだめ。と言われて、サンシャインのプール(最大深度10M)で
並んで泳がされました。
泳ぎ方は、なんでもいいとの事だったので、迷わず犬掻きで。
・・・・だって、それしかできないんだもん。
ゆりちゃん、だてに犬好きじゃないんだもん。

泳いでいたら、なんか、おなかのあたりが、こそばゆい
・・・・それは10M下にいるダイバーの泡でした。
上で犬掻きしている私を見上げて、笑っているのでちゅ・・・ハズカシー・・・・

みんなはクロールで、もう終わっている・・・・
「ファイト!」「もう少しだ!」
・・・・・・あ・・・ありがとう・・・でもねえ、ハアハア・・・励ましてくれてもねえ・・・ゼエゼエ・・・
・・・所詮、犬掻きなのよぉー・・ハアハア・・・・そんなスポ根みたいな・・・・アナタ・・・・・
・・・・ああ〜〜間がもてない〜〜・・・・みんなで見ないでよお〜・・・ハアハア・・・

ほとんどの項目は、スムーズだったんで、私はいつもほっとかれていました。
ほっとかれて、私が何をしていたかというと、このプール、窓があって
普通のスイミングプールから、ダイバーが見えるようになっているんです。
その窓から、こっちを見てる人と、「あっち向いてホイ」をするのです。
人はなぜか、じゃんけんを誘われると、断れないようです・・・ぷぷ・・・・・

プール講習の最後の方で、10Mのプールの底で、バディ(ダイビングする時、ペアを組んで
行動する人)と、交代で、空気を吸う訓練(バディブリージング)をしました。
吸って、吐いて、吸って、相手に渡します。
・・・・・・が。
バディは、吸って、吐いて、吸って吐いて私に渡しました!
それを知らない私が、「ええ〜と?吸って・・・吐いて・・・・」
そこで彼女、やおら私の口から、レギュレター(空気を吸うためにくわえるモノ)を
奪い取ったんです!!

「・・・・は?・・・・」私はもう、びっくり!きょとんとしてました。
インストラクターは急いで彼女に、彼女のレギュをくわえさせ、私にレギュを戻すと
彼女とともに、浮上していきました。

・・・・またしても、ひとりぼっち。10Mのプールの底。
「あ、そうか、彼女、吐いてから渡したんだ・・・・」

そんなこんなで、プール実習が終わって、海洋実習へ。
水温4度の海・・・・なんと私はウエットスーツを忘れ、身長170以上ある男性のを
借りて潜りました。おすもうさんの着ぐるみのように、ぶかぶか。
さ・・・・・寒い・・・・・・
講習は無事、終えたものの、口もきけないし、体が動かない。
凍死って、こうなるんだなあ・・・としみじみ思いました。

それにしても、海洋実習の海の中って、あんまり覚えてないんですよね・・
いつも一人ぼっちで、待つ時間が長かったから、
ウニ積んで遊んでました。最高5個。

それから、私はそのショップの人たちと、積丹に潜りに行ってました。
とっても楽しかった。
お昼ごはんは海の岩の上で、ジンギスカンを食べたりしていた。
もちろんビールは飲ませてもらえませんが・・・


でも、ある日事件が。
私の新品のタンクが、傷だらけになっているんです。
(当時はマイタンク時代)
利尻礼文のツアーに、無断で持って行ったらしいのです。
私はちょっとムッとしました、「あら、そう〜本人は行ってないのに、タンクは参加してたんだ」
そしたら、オーナーが「そんなこと言うんなら、今度からタンクの預かり料もらわなきゃ
ダメだな」

ハア?(-_-#)
そんなの今まで誰からももらってないでしょう??


私はタンクを引き取って、2度とそのお店には、行きませんでした。
それからオーナーは船で、世界一周の旅にでたらしいけれど
お店は再開してないようです。

時代が時代だったので、他の店のファンダイブに参加するのもためらわれて
それから海外旅行で、ちょこちょこ潜って、あったかくて、トロピカルな海を知った私。
なんだか北海道の寒い海に潜るのが、ばかばかしくなってしまったのです。
しかも、ファンダイブって高いんですよ〜〜〜ゴルフよりも高い趣味。

だけど、海外も仕事の都合や、いろんな都合で、行けなかったりで、私はブランクダイバーに。
でも、数年前、友達と行った与論で潜り、びっくりしました!!
潜れなくなってしまっていた。すごくへたくそだった!!

ちょっと落ち込んだのでした。でも、そこで突っ込まないと、ほんとに潜れなくなる。
私は次の旅行を、ダイバーの聖地と言われるパラオにしたのです。
自分の背中を、無理やり押したのです。
もちろん、へなちょこダイバーだから、バカにされました。
(コレ旅行記には、ほとんど書いてない。悔しい思い出はあまり残したくないものね?)


時間がかかったけど、これから色んな海を潜って、経験を積みたいな。
古いだけの、へなちょこダイバーは、がんばりまちゅ。
地元の海も、もっと堪能したいな〜〜

「Eternal Ocean」 永遠の海。
いつまでも、あるがままの海であって欲しいという意味で、このサイト名をつけました。
どうか、海、千代に、八千代に。


トップへ
トップへ
戻る
戻る



inserted by FC2 system