その8

ダイビングの後は、お昼ご飯。ちゃんとシャワーする時間もあった。
お昼ごはんは、どこにしようかと、迷うほどはいろいろない。
なぜかというと、どこも閉まっているのだった。

「まるみや」に向かう。
雨でうっかり道に出てしまって、轢かれてしまったアカハライモリを見る。
・・・・・・・・昔、ペットとして飼ってたことがある(^_^.)

まるみやも、ガラガラだった。かわいい笑顔のウエイトレスさんが、にっこり(^・^)
とってもカンジのいいお店。
でも、お客がいない。歩いていても、観光客の姿がないくらいだもんなあ〜〜〜〜
「レバニラ定食」と「じーまみ豆腐」を食べる。
すごい量だあああああ!!



頑張って食べたけど、残しちゃった。ごめんね?
この「じーまみ豆腐」の食べ物としての位置って、どうなんだろう?
デザートなのか、料理なのか・・・・
ピーナツが入っているんだよね?
大好き♪んまんま♪


さあ、3本目に・・・・と、歩いていると、小さなかわいいおばあが歩いている。
おばあは、私に戦争の話や、いろーーんな座間味の昔を話してくれた。
戦争の時、食べ物がなくて、葉っぱを食べて暮らしたこと・・・・・
「海に魚がいるでしょう?」と、問う私に、「海には敵の船だらけだった」

この座間味は、小さな美しい島だけど、ここから戦争が勃発したという
悲劇の島でもあったのです。
その石碑は、今も残っています。
おばあ、大変な思いをしたね?どうぞ、いつまでも元気で。長生きしてね?
小さな小さな背中をなぜながら、心でそうつぶやきました。
今度、私がここへ来ても、またおばあに会えるかな?


   
これがその石碑です。座間味にたったひとつの、信号のところにひっそりとあります。



さてさて、本日の3本目は、五味川さんのガイドで「ブツブツサンゴ」
出た!!有名ポイント!



どうですか〜〜?すごいサンゴでしょう??まるで作り物のようにキレイ!!サンゴが生き生きしています。
コレがものすごい範囲で、広がっているのです。ワイドレンズがないのが、残念!!!
 
へたくその私が撮影しても、素晴らしいサンゴがわかるでしょう??これでもっと晴れていたら、光が入って
さぞかしキレイだったろうと思うのでちゅ。肉眼では、もっともっとキレイだったんだけどなあ(^_^.)




小さなタマゴがわかりますか?五味川さんは「目玉が見えるよ」と教えてくれました。よ〜〜〜く見ると
ほんとだ♪
目玉が、ちゃんと2個づつ、並んでいるのです。ハッチアウト寸前なのだそう。クマノミはヒレを必死で動かして
必死に新鮮な海水を、送り続けていました。そしてその間に、パートナーは食事をしています。交代制なんだねえ。
五味川さんのガイドでは、細かな生態について、学ぶことができます♪
「あのキンギョハナダイは、オスになりたてで、まだヒレが小さい」とか。今まで見ていて、見過ごしていたものが
急に生き生きと、見えてくるのです。
魚たちの、日常生活が、どんどん見えてくるのって、楽しいですね〜〜〜(*^_^*)

ちなみに五味川さんは、「オスは・・・メスは・・・・」と言わずに、「とうちゃんは・・・かあちゃんは・・・」と
説明していました。きっと五味川さん本人も、とうちゃんとして、頑張っているからでしょう。
奥様の無事の出産を、お祈りしています。
がんばれとうちゃん!!(*^_^*)


オニダルマオコゼ(猛毒)です。ケーシー高峰に似ています。このオコゼくん、いきなり泳いで来ました。
ものすごくぶかっこうに!!!
猛毒があると、強気なんだねえ。・・・・・・しかし、魚があんなんでいいんだろーか?すごいヘタクソな泳ぎ。
このお魚の強気なポーズは、北海道では大きなカジカの種類と、似ています。
それにしても、擬態が上手だねえ。泳いで来なかったら、わからなかった。



もう、これはただものじゃないよね?ここは、「最重要保護区域」に指定されているのだそう。
夢の中のように、キレイでしょう?ここに潜ったことが、まだ夢のよう。
このサイト名じゃないけれど、どうぞこの海、千代に、八千代に・・・・・・・。


ところで、この美しいサンゴを食い荒らす、オニヒトデの害は、実は根本が、
人間の自然破壊によるものだと、キッシーに教わりました。
じっくり聞いてみる時間がなかったのですが、しっかり調べてみようと思います。
ヒトデが、増える理由が、人間によるものだとしたら・・・・なんだろう?
いかにも「悪役」といった風情の、オニヒトデ。
座間味では、オニヒトデ退治のボートが出るところを見ました。
★時間があったら、あのボートに乗りたかった。あの船に乗ってるダイバーは、「正義の味方」ってかんじで
妙にカッコよく見えた。

北海道では「磯ヤケ」がひどいのです。
これは、森林伐採によるものが大きい。そしてコンブを食べる種類の、ウニによるものだと
いうことも、判明してきました。
座間味のオニヒトデ退治のように、北海道の海も、直接的な解決がありますように。
現在、有志のダイバーによる、協力のもと、ウニを移動してみるという研究が
進められています。(*^_^*)

★調べてみたのですが、オニヒトデの異常発生は、農水省農業基盤設備事業の土地改良事業による
赤土の大量流出によるものだと、とあるサイトにありました。
「オニヒトデに一度、サンゴを食べつくさせて、オニヒトデが死滅し、サンゴが復活するのを
待つことのほうが、早い。オニヒトデの駆除は、結果として間引きになり、オニヒトデを繁殖しやすくする」
・・・という説がありました。たしかに一理あるのだけど・・・。
でも、美しいサンゴを目指して、世界中からダイバーが集まる沖縄の海。
私は外国のダイバーから「日本から来たの?沖縄は潜った?」と言われたことが、何度かあります。
たとえば、座間味のように、美しい珊瑚の海を観光源として、生計がなりたっている島が、ほとんどだと
思うのです。だからこの説は、現実にはとても難しい。

有志のダイバーによる、一斉駆除とか、できないモノなのかなあ?
各ポイントに振り分けられたダイバーが、宝探しゲームのように、オニヒトデを駆除。
でもオニヒトデ、毒があるから、ダイバーになにかあったら、責任追及されちゃうんだろうなあ。
ある程度のスキルがある、ダイバーじゃなきゃダメだろうし。
駆除に対する援助資金は国から出ているようだけど、じゃあ、異常発生に対する研究資金は
ちゃんと出ているのだろうか?
あ。ホラ貝くんたちを、養殖して、放すっていうのはダメだろうか?
ダメだよねえ・・・こういうの、自然界で成功したためしがない。その後、ホラ貝の被害が出てきたりして。

「オニヒトデの干物をお守りにすると、恋が実る」
・・・というデマを流すと、オニヒトデブームの乱獲によって、絶滅しないだろうか?
・・・・・なんか恋とか、カンケーなさげなルックスだよね。どこどーーーみても。

サザナミフグくん、キヨシたち、ホラ貝くん、おなかいっぱい食べてね?オニヒトデ。




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